2019/03/20 17:49

ウキウキする春なのに、今年はそういう気持ちになかなかなれず、

一日でも早くいつも通りの日常が戻ってくることを願うしかありません。

でも、同じ一日を過ごすのなら、ちょっとした春を見つけて気分転換しませんか。

春らしいお花を飾って眺めたり、香りを楽しむのもいいですね。

私の家では秋に植えたチューリップが次々と花を咲かせているので、

そのお花たちに元気もらってます!


そして食いしん坊な私の一番の楽しみは美味しいものを食べること。

外食もなかなか行けないので、春らしい食材でお家ごはんを楽しんでます。

そんな私の一番のオススメは、このファーストトマト。

特に甘さやコクが強くなるこの時期は、いつも食べているトマトとは全くの別物なんですよね~。

この仕事していて良かったって思う瞬間です。


◆ ファーストトマトの独特の香りが強くなったら、美味しくなった証です。

愛知県の田原市、渥美半島。

目の前には海がひろがり、潮風がぬける場所にこのファーストトマトのハウスがあります。

トマト作りの名人、小久保さん。

小久保さんが大事に育てたトマトを毎年出荷していただいています。

今出ているトマトは実がなった3か月の月日を経て、漸く収穫できた宝物のようなトマト。

トマトの箱を開けるとフワーってトマトの香りが漂ってくるようになりました。

トマトの皮は硬く、重みがあり、放射線状の筋がくっきり出ています。

トマトの色は白みがかった赤(ピンク)ではなく、オレンジがかった赤色がいいですね。



マルトマト(桃太郎トマトみたいな)でも、こんな顔したトマトは美味しいので

ぜひ、お店でトマト買うときは探してみてください。

一般的な価格のトマトの中に紛れ込んでいたらラッキーです。

迷わず買っちゃいましょう!!

真っ赤ならなんでも美味しいわけではないので注意。

色で選ばず、線のでかたや、持った時の重量感で選ぶと良いと思いますよ。



◆ 実食。糖度も測ってみました。


さて、味見です。

販売しているんだから、味知っておかないとね。特権♪

切った感じはこんなです。

ちょっと空洞気味ですが、味見用なのでご勘弁を。


やっぱり皮かたっ~。

でもこれが、美味しくなる秘訣のひとつ。

そして、部屋がいっぱい。これも期待値をグンってあげます。


まずは、糖度を測る前にパクッ。

おー!!なかなかの酸味。でも、あま~い。

濃厚な甘さとちょっと強めの酸味。このバランスが高糖度のファーストトマトですね。

これは、糖度かなりあるんじゃないかな~。

トマトって糖度8度あれば、フルーティーでかなり美味しいトマトなんだけど、余裕で上回ってると思うなあ。

もし糖度低かったら目利きもできんのか!って、会社にいれなくなっちゃう。



良かった。思ったとおりで。


ちなみに、これは糖度8度以上の箱からチョイスしたトマト。

なので、箱内のトマト全てがこの糖度ではないことはご了承を。

先ほども書きましたが、8度台のトマトになればフルーツのような食味にかわり、

別格のトマトになりますから心配無用。

もしかしたら、10度11度っていうトマトも紛れているかも♪

気候のせいか、最近は凶器のような尖がりが少なくなってきて、

なんとなく、寂しいような気持ちになりますけど、食べれば間違いなくファーストトマトの味です。


強めの酸味と濃厚な甘さ、そしてねっとりとした食感。

1年の中で今しか味わえないこの味、これが私の中の「春トマト」。

皆さんにも味わってもらえるといいなあ。