2019/05/09 12:16

鈴木です。

GW中は「令和」そして新天皇の誕生で想像していた以上の祝賀ムード、

色々な儀式や報道を目にするたびに日本の歴史の長さを感じます。

先日の一般参賀において、皇后様がお召しになっていたドレス。

黄色のような黄緑色のような品のある鮮やかな色、この色は鶸色(ひわいろ)というそうです。

日本の色の呼び名はとても美しく繊細で、特に着物を見ると色の和名がしっくりきます。

改めて日本の色の呼び名の良さを感じさせてくれた皇后様のドレスでした。


そういえば弊社にも素敵な色のトマトがあります。

沖縄で栽培しているトマトなのですが、

取引先の前担当者の方が「紅緋のトマト」とおっしゃってくださいました。

トマト=赤 が一般的です。

「あか」といえども、赤それとも朱なのか、紅もあります。

でもこの沖縄県産のトマトは、赤や朱、紅とは違うんだよ、

そしておっしゃったのは「紅緋色」でした。

紅緋色:JISの色彩規格では「あざやかなみの」。紅色と緋色を合わせた色。

印刷インキだと「金赤」に近い。

なるほど。

定義だけではなく、この色名からわくイメージもぴったりで

なんてステキな名前をいただいたのでしょう、感動です。


品種の色の特性と沖縄の光で色づいた「紅緋のとまと」。

今シーズンもそろそろ終了、多くの人に味わっていただきました。

また、皆さんにお届けできますように。