2021/03/23 12:00



▼ 今年は台湾パインが大人気。

  中国が台湾パインの輸入を停止したニュースを皆さんも耳にしてますよね。

「さあ、これから出荷だ。」と思っていた矢先の出来事で、生産者さんたちはどんな思いで収穫を待つパインを見つめていたのかと思うと悲しくなります。

そんな中、東日本大震災の際に台湾の方々が支援してくださったことへの恩返しとして台湾パインをアピールしてくださる人や、以前から「台湾パイン」の美味しさを知ってらっしゃる方たちが声をあげてくださったお陰で、台湾パインがとても人気になっているようです。

きっとスーパーの店頭でも今年は見かける機会が多くなると思います。





▼ 長年お付き合いしている台湾の生産者。美味しいパインには欠かせないのは、信頼できる生産者です。

生産者の郭さんは先代からの栽培を受け継ぎ、常に美味しいパイン作りのためのアンテナをはり、技術を磨いています。また、食の安全についても敏感に動き、GAPやHACCPといった認証を取得していらっしゃいます。

収穫量を増やすために多肥料栽培が多い中、郭さんたちは石ころまじりの土地で最小限の肥料でパインを栽培しています。弊社からのこういうパインが欲しいんだっという要望に応えるため、品種や栽培技術など試行錯誤を繰り返し今のパインに至っています。植物の生きるチカラを十二分に発揮させること、これが美味しいパインに繋がります。ただ、果実は大きくなりにくいため、収穫量は少なくなってしまうけど。それでも、日本の人達には美味しいパインを食べてもらいたいと努力してくださる郭さん、本当に信頼できる生産者さんなのです。



▼ 「まるごとパイン」は、甘さとバランスのとれた酸味、コク、香りと◎の美味しさ。芯はとらずに召し上がれ♪

台湾産の「まるごとパイン」。初めて食べた時(もう10年以上も前になりますけど。。。)、ホント美味しくて感動したんですよ。「おいしいパインってこうなんだー」って。甘味は強く、でも甘ったるくしない酸味、ねっとりとした果肉にふわーって香るフレッシュな香り。甘くて爽やかな酸味は一口食べるともう一口と、あとひくおいしさなんです。普通のパインだと口の中がピリピリしてきますが、この、ピリピリがないのも「まるごとパイン」の特長。だから、気づくとこんなに食べちゃったってこともよくある事です。

そして芯まで食べれるのも、台湾パインの魅力。「そうは言っても・・・」と思われるかもしれません。正直、芯を感じないってことはありませんが、でも、その芯の食感も妙に果肉とバランスがとれていて邪魔にならない。それに、芯をカットする手間が省けるし、1個あたりの可食部は多くなるので、小玉でも食べ応えは十分です。




▼ 「まるごとパイン」は一年中味わえるものではありません。3月から5月の期間限定。

  いつか皆さんも「まるごとパイン」で春を感じてくださいますように。

まるごとパインの出荷期間は3月~5月。春から初夏にかけて日本に向けて輸出されます。

パインの甘ーい香りが事務所内に漂うと「春だあ」って感じですね。

どんな果物も野菜も同じですが、いつも同じ味ではありません。3月~5月それぞれの時期でまた少しづつ特徴があるので、時期をずらして食べてみるのも面白いのではないでしょうか。

気が付いたら台湾パイン通になってるかもしれませんね。



そうそう、パインは収穫後追熟はしませんので、手に入ったら早めに食べましょう。

酸っぱいのが苦手な人は2,3日おくと酸味が弱くなり、食べやすくなりますよ。

そして保管は、冷蔵庫の野菜室や冷暗所で。葉はつけたまま、もしくは根元から1センチくらい残してカットし、新聞紙などでくるんで保存しましょう。

とはいっても、時間とともに美味しさは下降していきますので、早めに食べること、すぐに食べないようでしたら、カットして冷凍保存しておきましょう。